Every child is an artist.

うちの子育て経験談。子育てエピソード(最近は学校多め)や子育てで使ったものなどを書きとめるブログです。当ブログにはアフィリエイト広告が含まれています。

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うちの絵本の回顧録(3歳〜小学校入学前後まで)

うちで読んだ絵本の中から、これはよかったというものを書き出しています。

 

0歳〜2、3歳ぐらいまでは前回こちらにまとめました。

iorog-kolog.com

 

今回は、3歳〜小学校入学前後までに読んだ絵本です。
いいものはきっと数多くあると思いますが、ひとまずうちの愛読本の中から。

ちなみに、うちの子は入学前までにだいたい文字を覚えましたが、スラスラ読むには至ってなかったので、結局いつも読み聞かせでした。

 

さて、書いていきますね。

 

 

ぐりとぐら

作:なかがわ りえこ 絵:おおむら ゆりこ

うちでの使用年齢:3歳〜

野ねずみのぐりとぐらが森で大きな卵を見つけ、その場でカステラを作ると、動物たちが甘い匂いにつられて寄ってきて、みんなで食べるというお話。7冊ある「ぐりとぐら」シリーズの最初の本です。

焼き上がったカステラはほんとにおいしそうで、子供らはよく食べる真似をしていました。笑

超有名な絵本ですね。私も子供の頃愛読したなぁ。
素朴なタッチの絵と優しいストーリーがすごく、なんかこう、安心感をもたらしてくれます。絵を描いたゆりこさんは昨秋亡くなったとのことで、とても残念です・・・

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バスでおでかけ

作・絵 間瀬なおかた

うちでの使用年齢:3歳〜

クリスマス近くの寒い冬の日に、親子がバスでお出かけ。いろんな場所を通りながらレストランに向かいます。

「ブロロン ブルン」というバスの音が心地よく、途中で通りかかる動物園や街の様子なども細かく描かれていて、見るのも楽しい絵本。ページの端が風景に合わせた形になっていたりして、デザインもさりげなく素敵でした。

うちの子は、この本を買ってもらってからずっとお気に入りで、しばらく読み聞かせが続きました。


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でんしゃでいこう でんしゃでかえろう

作・絵 間瀬なおかた

うちでの使用年齢:3歳〜

「バスでおでかけ」と同じ作者ですが、こちらもとてもいい絵本です。

山の駅から海の駅まで、トンネルをいくつも通りながら電車が走っていきます。山から行く方が「でんしゃでいこう」、海から行く方が「でんしゃでかえろう」です。

トンネルを抜けるごとに変わっていく風景、「デデン ゴゴー」という電車の音、トンネルにいる間の車内の様子など、細かい描写が素晴らしいです。

車内ではいろんな乗客が思い思いに過ごしていて、トンネルを通るたびにその人たちの違う表情が楽しめるのですが、うちの子は泣いていた赤ちゃんが次のトンネルでは笑っていて、というのが好きでした。


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かばくんのほかほかおふろ

作・絵 ひろかわ さえこ

うちでの使用年齢:3歳〜

お風呂が面倒なかばくん。お父さんが水鉄砲とシャボン玉を買ってきて、お風呂で遊ぼうと誘うので、それ目当てでお風呂に入ります。

お風呂で遊ぶ姿も楽しそうですが、かばくんが自分で体を洗う様子もユーモラス。お風呂から出たあと、お父さんに「明日も一緒に入っていい?」と聞く姿もまたかわいいです。

うちは息子がお風呂嫌いだったので、この絵本でなんとかその気にさせる作戦で買いました。結局、お風呂嫌いは治りませんでしたが・・・読み聞かせは大好きでした。

(お風呂嫌いは、トミカをお風呂に持ち込む作戦で解消しました)

*こちらの本も、もう中古しかないようです。

 

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おまえうまそうだな

作・絵 宮西達也

うちでの使用年齢:4歳〜

恐竜の赤ちゃんが1人で歩いていたところに別の大きな恐竜が通りかかり、「おまえ うまそうだな」と言ったら、赤ちゃんはその恐竜のことをお父さんだと思っちゃって・・・。
戸惑いつつしばらく一緒に過ごし、最後に赤ちゃんの本当の親が現れて、切ないながらもそっと身を引く、というお話。

「おまえ うまそうだな」の「うまそう」が自分の名前だと思った赤ちゃん。ダジャレか!と突っ込みたくなりますが、ジーンとするお話で、子供も私も大好きでした。


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あなたのいえ わたしのいえ

文・絵 加古里子

うちでの使用年齢:4歳〜

家は、どのようにして形づくられていったのか。雨や風をしのぐために屋根や壁ができ、いたずら者の侵入を防ぐためにドアに鍵がつき・・・。必要に応じて機能が増え、今の家の形になったということが、とてもわかりやすく描かれています。

工学博士でもある加古里子さんならではの絵本。もう50年も前のものなんですね。

私は子供の頃、加古里子という字面を見て「かこ さとこ」と読んでいました。正解は「かこ さとし」。男の人だと知った時はちょっと衝撃でした。お恥ずかしい・・・

加古さんの本は比較的文字数が多いので、うちの子は集中力が続かないことも時々ありましたが、こちらの本は興味津々で最後まで聞いていました。

 

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さむがりやのサンタ

作・絵:レイモンド・ブリッグス 訳:すがはらひろくに

うちでの使用年齢:5歳〜

海辺のリゾートにいる夢を目覚まし時計の音にぶち壊されるところから、サンタさんのクリスマス前日がスタートします。
どこか雪深いところで一人暮らしをするサンタ・クロース。食事を作り、ペットに餌をやり、たくさんのプレゼントをそりに積んで出発。夜中じゅうプレゼントを届け、クタクタになって帰宅した後は、お風呂にゆっくりと浸かり、クリスマスディナーを一人で楽しみ就寝します。入れ歯もちゃんと外します。笑

ちょっと毒づいたりして、人間味あふれる太っちょのサンタさん。へぇ〜、こんな生活してるんだ!と、親しみがわきます。

子供が3、4歳くらいの時から家にあったと思うのですが、漫画形式なので順序を理解しながら読むのがやや難しく・・・積極的に読む(手に取る)ようになったのは就学の頃でした。

 

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りゆうがあります

作:ヨシタケシンスケ

うちでの使用年齢:5歳〜

ぼくが鼻くそをほじるのは、鼻の穴の奥に周りの人を楽しくさせる装置のスイッチがあるから。お母さんが髪の毛をいじるのは、髪の毛一本一本に食事のメニューが書いてあるから。などなど、これはあんまりやらない方が・・・という日常の動作を正当化するための理由(言い訳・・・)が、たくさん載っています。笑

眉をひそめちゃう大人もいるかも。
子供でも、すごく真面目な子ならもしかして嫌がるかもしれませんね。
でも発想が面白いし、言い訳するっていうのはある意味生きるためのスキルだから、ちょっとぐらいいいんじゃないかと思ってしまう。

ヨシタケシンスケさん、最近の作家さんの中ではダントツで人気ですね。

 

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ぼくは王さま

作:寺村輝夫 絵:和田 誠

うちでの使用年齢:6歳〜

これは「絵本」というより「本」ですね。
でも文字が大きく、漢字は少なく、あってもふりがな付きなので、この年齢でも自力で読める子はいるんじゃないでしょうか。うちは読み聞かせでしたが。

短編が4つ収録されています。

冒頭の「ぞうのたまごのたまごやき」では、卵好きの王様が大きな卵焼きを食べたがり、ぞうの卵なら大きいはずだから取ってこいと家来に命令します。
ところが、ぞうの卵なんてどこにもなく・・・そりゃそうです。ぞうは卵を産みません。知らずに素直に探しに出る家来たちに、おいおい、早く気づけよーと言いたくなりますが、その翻弄される様子が面白い。
他の3話も、わがままで子どもっぽい王様が繰り広げる、ハチャメチャな楽しいお話です。

 

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エルマーのぼうけん

作:ルース・スタイルス・ガネット 絵:ルース・クリスマン・ガネット 訳:渡辺茂男

うちでの使用年齢:6歳〜

これも絵本というより本ですね。

エルマーという男の子が、ある島にかわいそうな竜がいるという話を聞き、助け出すための旅に出ます。島でいろんな猛獣に襲われそうになりながらも、知恵をはたらかせて無事竜を救出。続編が2冊あります。

とてもポピュラーな作品で、うちの子が通った保育園の年長さんの劇の題材にもなっていました。

平易な文章で書かれていますが、外国文学の翻訳あるあるで、普段の日本語では聞き慣れない表現があったりするので、自力だとちょっと読みづらいかも? 
うちは完全に読み聞かせでした。

 

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大どろぼうホッツェンプロッツ

作:オトフリート・プロイスラー 訳:中村浩三

うちでの使用年齢:6歳〜

これは完全に「本」ですね。
文字も小さくお話も長いので、小学校入学ぐらいだとまだ確実に読み聞かせになると思います。自力で読めるようになるのは、中学年くらいかな。

ある日、おばあちゃんのコーヒー挽きが大泥棒のホッツェンプロッツに盗まれます。孫のカスパールとその友達のツェッペルが、力を合わせて彼を捕まえようと知恵を絞ります。魔法使いに捕まったり妖精を助けたり、いろいろありながら、最後には大泥棒を確保。

ストーリーが面白いだけでなく、作家の出身であるチェコ〜ドイツ周辺の食事や文化が垣間見えるのも魅力で、私はジャガイモ料理が食べたくなりました。
うちの子は、魔法使いの城に閉じ込められたカエル(実は妖精)が出す「ウー チュチュチュ」といううめき声が気に入っていました。

あと、ホッツェンプロッツが自分の名前をちゃんと言えない。悪名高い大泥棒なのに、ダメなところが結構あったりして、キャラクター設定も面白いです。

続編が2つ出ています。

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小学校に入ってしばらくしたら自分で読むことが増えて、家での読み聞かせは減りました。
そして本も学校の図書室で色々借りてくるようになって、親が準備することも少し減りました。だから親の好みを反映できる機会も少し減ったかも・・・笑

これもまた自立への道なのかな。

 

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絵本は、一冊ずつ気に入ったのを買うのもいいけれど、選書はおまかせの定期購読という手もありますね。「こどものとも」とか、有名だと思います。

最近は、海外の絵本(の日本語版)が送られてくるものもあるみたいで、WORLDLIBRARYもその一つ。こちらはしかけ絵本(飛び出す絵本)も含まれています。しかけ絵本、子供は好きですよね。

ご興味あればぜひ。