Every child is an artist.

うちの子育て経験談。子育てエピソード(最近は学校多め)や子育てで使ったものなどを書きとめるブログです。当ブログにはアフィリエイト広告が含まれています。

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ピアノを買った時のこと(1)電子ピアノかアコースティックか

うちには今、カワイのK400というアップライトピアノがあります。
ピアノはとても大きな買い物でした。物も大きいけれど、金額も大きくて。
いろいろ悩んで買ったので、その時の経緯などをまとめてみたいと思います。

ちょっと長くなるので何回かに分けます。

ひとまず今回は以下の内容です。

 

 

キーボードが壊れた!

子供たちはピアノを習い始めた当初、私の趣味用のキーボードを使っていました。

15年ぐらい前に買った、ヤマハのP-120。
キーボードとはいえ88鍵あるし、タッチで音の強弱をつけられるし、鍵盤の大きさも本物と変わりないので、導入としては悪くないと思っていました。

が・・・もうすぐ発表会という時期に、鍵盤がいくつか戻ってこなくなりまして。汗

 

たぶん、中のバネが古くなって、バネ周りのオイル?も劣化したのかな。弾いた時に中でベタベタしているような感覚がありました。

電子ピアノ(キーボード)は電化製品だから寿命10〜15年ぐらいとは言うけれど・・・電子的なところはまだ大丈夫だったのですが、部品が壊れちゃいました。

発表会どうしよう。

まぁ、まだすごく簡単な曲しかやっていなかったし、とりあえず普段の練習は無理やりこれで。でも気持ちがちょっと下がるので笑、2回ぐらい音楽スタジオを借りて練習させました。

でも、いずれにせよ買いかえです。

電子ピアノかアコースティックか:音の問題を考えると電子ピアノか

うちはマンションだし、住宅地だし、近隣への音漏れが心配。
マンションの掲示板にも音の苦情が貼り出されることがあったので、アコースティックの生音は無理かなぁと思っていました。

実際、楽器の音のレベルはこんな感じらしいです。

クラシックギター、バイオリン、箏・・・80〜90 db(犬の鳴き声〜パチンコ店並み)
・ピアノ・・・90〜110 db(滝の音〜地下鉄並み)
・トランペット、サックスなどの金管楽器・・・110〜120 db(地下鉄〜叫び声並み)
・ドラム、パーカッション・・・130 db(ジェット機、落雷並み)

出典:自宅で楽器をやるなら知っておきたい騒音レベルの基準 | スガナミ楽器

 

アコースティックの方が音も見た目も匂いも(笑)好きなのですが、やっぱり電子ピアノかなと思って情報を見つつ、お店に試弾にいきました。

電子ピアノに決めました。が・・・

電子ピアノは電化製品だけあって、家電量販店にも置いてあります。
人目を気にしないでたくさん試弾したい時は、家電量販店がいいですね。店員さんは呼ばないと来ないので、じっくり弾ける。笑

でも、私が一番気になっていたカワイの電子ピアノはなかったので、置いてある楽器店へ。

なんでカワイがよかったかというと、
・木製鍵盤(ランクによって木製じゃないのもあります)
・キーレスポンスがいい
と聞いたから。

木製鍵盤は、見た目にも触った感じにもピアノらしさがあっていいし、キーレスポンス=弾いた時にキーが戻ってくる感じがいいというのもいいな、と。

もちろん、ヤマハ、カシオ、その他いろんなメーカーが競うようにいいものを出していますが、私が子供の頃使っていたピアノがカワイだったので、愛着も結構あると思います。

ちなみにカワイの電子ピアノ(デジタルピアノ)は、予算別、機能別にいくつかのシリーズがあるのですが、買おうと思ったのは CA (Concert Artist) シリーズのCA79。当時上から2番目のグレードでした。(今は生産終了)

CA79。画像はカワイ公式サイトより。

これよりもっと上のグレードだと背面にもスピーカーがついていて、背面に響板があるアップライトさながらの音が出るらしいんですが、うちはその良さが生かしきれないので(背面を壁につけて置くつもりなので)、CA79。

実際に試弾して気に入って、注文しました。

ちなみにカワイのCAシリーズは、2021年楽器店大賞を受賞しました。
受賞したのはCA49ですが、同じCAシリーズだったのでなんだか嬉しかったです。

 

けれども、コロナ禍で需要が大幅に伸びて、納期が3ヶ月とのこと・・・
待っている間にいろいろ調べたら、また悩んじゃいました。

 

子供の成長を考えると、やっぱりアコースティックか

電子ピアノ vs アコースティックに関する情報をネットでいろいろ見ていたら、「子供の感性を高めるには、音のグラデーションが豊かなアコースティックの方がいい」とか、「習い事として続くのは、蓋を開けたらすぐ弾けて、かつ、より深く表現力を磨けるアコースティックだ」とか。とにかく、多くの親が望むであろう「子の能力を伸ばす」という点で、アコースティックの方が上という意見がたくさんあったのです。

電子ピアノも日進月歩で、昔に比べたら音色もタッチもだいぶ向上したけれど、結局は機械が出す擬似音であり、楽器全体が震えて音を出す感覚は得られない。

で、タッチで強弱がつけられると言っても、設定した音のボリュームの中での強弱であって、ピアニッシモからフォルテッシモまでを自分の感覚で弾き分けることはできない。

できないから、やっても身につくわけがない。

大人が軽い趣味で楽しむとか、一旦ピアノの感覚を身につけてから指慣らしや譜読みに使うのはいいけれど、とか。

むむむ・・・

それを聞いたら、アコースティックが諦められなくなっちゃいまして。

 

実際、ゲームとかYouTubeとか、子供の日常は電子音だらけなので、生の楽器に触れるのも大事かなと思って、やっぱり電子ピアノはキャンセルしてアコースティックか・・・と考えが変わってきました。

 

次回へ続きます。

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