Every child is an artist.

うちの子育て経験談。子育てエピソード(最近は学校多め)や子育てで使ったものなどを書きとめるブログです。当ブログにはアフィリエイト広告が含まれています。

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叱ること・ほめること

「ほめて伸ばす」とかよく言いますが、私は親にたくさん叱られて育ったこともあり、叱らないとわからないだろう、と思っちゃうこともよくあります。
自分が育ってきた道を正当化する、というか。

なので、まだ子育て経験が短かった頃(上の子が小さかった頃)は、たびたび声を荒げて叱っていました。子供の気に入っているおもちゃを床に叩きつけて怒ったこともあります。今思えば虐待ですね・・・反省。

ですが、やっぱりそこまで怒ると罪悪感もあったりして、何がいいんだかわからず、いろいろ悩みながら過ごしてきました。

そして子供が小学校に入った頃、田中茂樹さんの書いた「子どもを信じること」という本に出会い、ショックを受け、なるべく冷静に、子供の言うことを受け入れなければと思うようになりました。

その本の話はこちらに書いています。

iorog-kolog.com

 

その本を読んで私が受け入れようとしたことで、子供は前よりも表情が明るくなり、よかったと思いました。が、その反面、子供はすごくルーズになっていないだろうかと心配もあり・・・

結局自信が持てず、時々叱っていました(前より減ったけど)。

 

でも先日、発田憲さんという方の講演会で、こういうことを聞いたんです。

叱ると子供は緊張感・恐怖感・罪悪感を覚える。
ほめると子供は優越感・効力感・有能感を覚える。

ここまではまぁ、前からなんとなくわかっていたんですが、

叱った時の反応はすぐ出て、短期間で消える。
ほめた時の反応はすぐには出ない。出ても少しずつしか出ない。

だから親はすぐ反応が出る「叱る」という行動を取りがち。
すぐ反応が出ない、または出ても薄い「ほめる」という行動は、すぐ諦めがち。

この部分、私にとってはすごく新しかった。
そうか、反応(=期待している成長)が待てなくて叱っちゃってたのか、と思いました。そして叱ってもまた繰り返すので、また叱るという。

(発田憲さんは、学校発達心理研究所の代表・研究統括官で、教育に関するさまざまな場所で講義をされているそうです。優しいトーンの素晴らしい講義でした。)

 

「ほめて伸ばす」も嘘じゃないけど、きっと長期的な話だったんですね。
もっと早く知りたかった・・・

今ほめたことの効果は、いつ出るのかな・・・
先の見えない話ですが、頑張って子供のいいところを見つけていこうと思います。
あ、夫のいいところも。笑