息子が使った家庭学習教材。
保育園から低学年まではこちらに書きました。
今回は小学校中学年(3年と4年)について書きたいと思います。
小学3年
息子が小学校3年になろうとする頃、ちょうどコロナ禍になりました。
2年の3学期後半から学校は休校になり、学童も閉鎖になり、なんだかいろんなことがイレギュラーになってしまいました。
初めのうちは学校も混乱していたので課題がなく、家でヒマしちゃって、何しようか・・・みたいな。しばらくして(課題が)少しずつ出されたけれど、それでも家にいる時間が長いので、すぐ終わっちゃう。どうしたらいいんだろうと悩みました。私も家にいるけどリモートワークで、世話があまりできなかったし。
息子は休みを満喫したい。でも私は、学習はしっかりやっていてほしい。静かなバトル。笑
ドリルとかだと、見守る人がいないとやらなくなっちゃうかと思って、1人でも楽しく読める本や漫画で、勉強につながりそうなものを用意することにしました。
学習漫画 日本の伝記(全18巻セット)
息子はマンガ好きで物語好きなので、歴史マンガはなじみやすいんじゃないかと思って購入。時間を持て余していたので、たっぷり入ったセットです。
親の勉強させたい気持ちが透けて見えたのか笑、自分から読みたがる感じではなかったですが、「何かやりなさい」と言うと「じゃあこれ読むよ」と言って、ちょくちょく読んでいました。
マンガなのでダイジェスト伝記ですが、だいたいの話をつかむのには役立ったと思います。さらに欲を言えば、これを読んで偉人たちのように何かに奮起してくれればと思ったけど・・・今のところまだ何も。欲張りすぎでした。笑
学習漫画・世界の伝記 歴史を動かした偉人セット(7冊セット)
日本の伝記に引き続き、世界の伝記も用意。ものすごくざっくりだけど、世界を知るきっかけになればと思って。
ケネディ特集がテレビでやっていた時とか、「これはこういうことなんだよね」と、漫画で得た知識を披露してくれたりして、ちょっと嬉しかったです。
歴史マンガって、絵の感じが出版社によってちょっとずつ違いますが、この集英社のはオーソドックスで、私は好きでした。
三国志(集英社みらい文庫)
神楽坂淳 作/フカキショウコ 絵
こちらは小学生向けの文庫本、「三国志」。ジャンルは物語ですが、中国の歴史も垣間見えるかなと思って・・・私って歴史推しだなぁとつくづく。
”教材”というより"本”ですが、とりあえず国語〜社会につながるかなと思って読ませました。
でもやっぱりヒーローが仲間と共に敵に立ち向かっていく話は、ハラハラドキドキで面白いし、感動します。息子も気に入って、結構読みふけっていました。
この集英社みらい文庫の本は、文字が大きくて(大人の文庫本に比べて)、改行も多くて、ところどころにイラストもあったりして読みやすいです。1巻から5巻まで、息子は一気に読みました。
手作り問題(算数)
上記の読み物は国語と社会の代わりになっていたけど、算数については私の手作り問題でしのぎました。小3算数の単元の範囲で、計算問題や文章題を5問ぐらいずつ紙に書いてやらせる、みたいな。
市販のドリルだと、途中でやらなくなっちゃって、でも私も時間がなくしっかり見てあげられなくて、息子の理解度がわからないまま・・・なんてことがよくあって。
でも手作りだと、自分で問題作成しているので当然私も理解しているし、文章題はうちの近所のスーパーでの買い物とか、自分事として考えられる設定にするので、子供も興味を持って取り組めました。
というわけで、意外とよかったです。問題を考えるのがちょっと面倒で、量は作れなかったけど。
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小学4年
コロナ禍2年目。4年になる前後で中学受験を意識する子も出始めて、塾どうする?っていう声がちらほら聞こえてきました。
早稲アカ、サピ、ENA・・・どこがどうだという話を横で聞きつつ、うちの子は集団が苦手で、塾に行く気配なし。個別も面倒だから行かない、と。
まぁいいか、という感じで4年はのんびりスタート・・・だったのですが、夏ごろから中学受験に興味が出てきました。
おはなし推理ドリル
まだのんびりだった頃、読み物の延長で買ったドリル。休みの日とかに、ちょっとずつやっていました。「都道府県事件ファイル」「科学事件ファイル」「生き物事件ファイル」など、ジャンルごとに一冊になっています。
低学年のところで書いた「おはなしドリル」よりは文章が硬く、問題も推理力が問われるので、やっぱり中〜高学年用な感じです。とはいえ、1つの文章あたりの問題数は「おはなしドリル」同様に少ないので、きちんと読めていればすぐ終わります。
負荷が少ないので、嫌がらずにやっていて、親としても気が楽でした。笑
Z会 中学受験コース
小4の夏が過ぎた頃、やっぱり受験しようかなと言うのでZ会をスタート。塾は嫌だと言うので通信教育です。
Z会中学受験コースに決めた理由・・・通信教育はいくつかありますが、Z会が一番シンプルで気が散らないデザインだし、良問も多いので、前からいいなと思っていました。
ただ、Z会は小学生コース、小学生タブレットコース、中学受験コースという3つのコースに分かれているので、ちょっと検討。
基本的に、紙の教材の方が集中できるし記憶も高まると聞くので、うちは小学生コース(紙)か中学受験コース(紙とタブレットの併用)のどちらかにしようと、この2コースのサンプルを取り寄せました。
小学生コースは、受験を考えていない・公立中高一貫のみの受検を考えている人向けで、進度は小学校の進度に準拠。
中学受験コースは、一定のレベル以上の私立校受験を考える人向けで、進度は早い(オリジナルカリキュラム)。
両方のサンプルをやってみて、息子はどっちもできると言うので、中学受験コースを選択(最難関じゃなく、難関の方)。とりあえずこちらをやっておけば、嫌になってやめても、それなりのレベルになっているんじゃないかと思って。
やってみて・・・いや〜難しかった。いろんな意味で難しかったです。
まず、中学受験コースはやることが多いです。教科ごとの問題集と、それの一部を取り出して解説する授業動画、そして計算と漢字の練習ブック。今までのんびりだった息子にとって、そのボリュームを受け入れることが第一の壁でした。
そして、いちいち難しい。Z会の中学受験コースは3年から始まりますが、息子は4年の秋スタート。1年半遅れた間にどんどん差がついて、息子は最初から何をやっているのかよくわからない状態でした。(学校でやってることとは大違いですからね・・・)
ややこしいわり算とか、まだ習ってない分数の計算とかを目の前にして、息子は頭が爆発。そして感情も爆発。サンプルやって「大丈夫だ」って言ったじゃん??と突っ込みたくなるのですが、実際のボリュームに圧倒されたのもあってか、息子は泣いたりわめいたり大変でした。
やっぱり難しいのは1人じゃ無理なんだなと思って、私も全部一緒にやったり、うまく説明できないものはZ会に問い合わせたりして(その返答がものすごく丁寧で、Z会はやっぱり素晴らしいと思いました)、なんとか続けようとしたんですが、やっぱり半年でギブアップ・・・
教材も難しいですが、子供の気持ちを保つのも難しい。子供が荒れるので、親としての対応力も問われるし、ほんと、いろいろ難しかったです。人生勉強になりました。笑
でも、どうせやるなら3年の頭から(コースの最初から)やればよかったです。(まぁ、そもそも息子のレベルに合わなかったかもだけど)
Z会の中学受験コースを検討している方、やるなら差がないうちにスタートした方がいいですよ〜
入試算数の基礎30
Z会が出している中学受験算数の参考書。息子がZ会中学受験コースで苦しんでいる時に、「苦しいんですけど、どうしたらいいでしょう・・・」とZ会に問い合わせたら、教えてくれた本です。
かけ算やわり算など学校で普通に習うものから、つるかめ算とか和差算とか受験用の算数まで載っていて、これをやればZ会中学受験コースに途中からでも入りやすいでしょう、とのことでした。
実際、学校の実際の学年に合った単元もあって、取りかかりやすかったです。解説もわかりやすくまとまっていました。
ただ・・・すでに中学受験コースの荒波に揉まれていた息子は、またやることが増えるの〜〜〜?と食傷気味。Z会の担当者は、コースの方は一旦ストップして、この本を先に進めてもいいですよと言っていたんですが、息子の気力が消えてかかっていて、結局少しだけやっておしまいでした。
こっちをやってから、Z会中学受験コースをやればよかったのかなと思いました。もう遅いけど。
中学受験って、本人に気力とか強い気持ちがないと難しいですね。
この先は、また改めて。