娘はもうすぐ3年生。小学校に入学したのは2年ほど前です。
入学は、本人もドキドキでしたが、私も結構ドキドキでした。保育園では毎朝大泣きし、習い事もなかなか馴染めなかったので、新しい環境はすごく大変なんじゃないかと思って。
習い事の様子はこちらに書きました。
でも、学校より先に始まった学童では、拍子抜けするほど楽しく過ごすことができたので、これなら学校も大丈夫なんじゃないの?とひそかに期待。
入学式の朝も最初はご機嫌で、ワンピースを着てピカピカのランドセルをしょって、ニコニコで学校に向かいました。
ですが・・・
着いて早々、昇降口にいた先生に、子供は教室へ、保護者は体育館(入学式会場)へと促された瞬間、大号泣。私にしがみついて、離れなくなってしまいました。
何をどう言っても離れないので、仕方なく私も娘と一緒に教室に行き、他の子と一緒に先生のお話を聞いてから、クラスごとに並んで体育館に行きました。たくさんの保護者たちが座って見守る中、私も一緒に入場です。
そして、娘は新1年生の席(子供だけの席)に座るのも拒否し、すみっこに急遽つくってもらった親子席に座りました。そしてその後、クラスごとの集合写真の撮影がありましたが、それも泣いて拒否。娘は写真に写りませんでした。
まぁ、想定の範囲内だったので、ショックという感じではありませんでしたが、大勢のお父さん・お母さんたちに見られるのは、ちょっと恥ずかしかったです。
そんなわけなので、娘の入学式はちょっと苦い思い出ですね。息子の時は何事もなく済んだので、ごく一般的な、楽しい思い出だったのですが。
なお、娘はその後も凸凹な学校生活を送ることになります。こちらの記事です。
ところで。
こういう入学式って、他の国でもやっているのかな?と思い、ちょっと調べてみました。
ネットでパッと見た範囲ですが、日本のような入学式がある国って意外と少ないんですね。
入学式がある国
*学校全体だったりクラスごとだったり、規模は地域・学校による。
ドイツ
オーストリア
ロシア
スリランカ
ベトナム(親は不参加)
インドネシア(親は不参加)
など
入学式がない国
*初日にガイダンスや始業式はある場合もあり(学校による)。
アメリカ
カナダ
イギリス
フランス
スイス
オランダ
ベルギー
イタリア
スペイン
オーストラリア
中国
台湾
マレーシア
シンガポール
など
入学式がない国の方が、圧倒的に多いです。
ない国でも、初日はさすがに慣れないので、親が連れていくとか、親同伴のガイダンスが少しあったりするみたいですが、教室に着いたらだいたい親の出番は終わり。あっさりしています。
意外だったのは、ドイツに入学式があること。
ドイツは個人主義、合理主義の国とよく言われるので、儀式的なことはしないのかなと思っていたのですが、あるんです。しかも、新1年生はシュール・テューテと呼ばれる円錐型の大きな袋(中にお菓子とか文房具が詰まっている)を持っていくとか、入学式では在校生が学校生活を劇にして見せてくれたりとか、大がかりです。
ドイツの入学式のことは、こちらで詳しく紹介されていました。
入学式は、私はあってもなくてもどっちでもいいんですが、あるなら、ドイツのような新入生が楽しめるものもいいな、と思いました。
みんなが正装して、おごそかな雰囲気の中で校長先生の話を聞くという、日本の入学式のスタイルももちろんいいと思います。節目に背筋を伸ばすのは大切だし、子供もそれまでの保育園・幼稚園から小学校に入ったんだぞ!という誇らしさを感じられるだろうし。
でも子供目線の楽しい入学式というのも、興味あります。うちの娘みたいな馴染むのが難しいタイプでも、笑って参加できるんじゃないかと。
まぁ、うちは移住の予定はないので、この先も日本式の入学式になると思いますが・・・
この先はいい思い出が増えるといいなぁ。