Every child is an artist.

うちの子育て経験談。子育てエピソード(最近は学校多め)や子育てで使ったものなどを書きとめるブログです。当ブログにはアフィリエイト広告が含まれています。

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不登校の解決に向けて:子供自身の考える力を養う

新年度が始まりましたが、息子はまだ不登校継続中です。
6年生は最終学年だし、クラス替えもあったし、行くかな〜と思ったのですが、変化なし・・・

小5の頭に不登校が始まってから、もう1年。
最初は周囲の人間関係がきっかけでしたが、やがてクラスのみんなに会うのが怖くなり、同年代の子がたくさんいる場に行くのが怖くなり、そして今は「面倒くさい」と。

面倒くさい。

ちょっと親としてはカチンとくる言葉ですが、彼なりにいろいろ考え、悩んだ1年だったので、疲れたから考えるのをやめたいという気持ちはわからないでもないです。

 

さて。

不登校の解決方法については、この1年ずっと探ってきました。

子供の気持ちを聞いて学校で対処してもらう、とか
スクールカウンセラーに相談する、とか
学校の勉強に遅れないように家庭学習を進める、とか
時々、放課後の学校に行って学校と距離をとらないようにする、とか
不登校が続くとどうなるかを考えさせる、とか
あとは、しばらくのんびりさせて心のエネルギーを貯める、とか

親の方も、感情的にならないようにする、とか。

 

プロに頼むということはしなかったけど、自力でできることは、それなりにやりました。
それによって、息子の気持ちは安定してきたと思います。

でも・・・大きな変化もありませんでした。

なぜか?

こういう問題は時間がかかるから。
というのはもちろん大きいですが、それだけではなくて、

ゴールは再登校でいいんだろうか?
学校以外の居場所を見つけてあげた方がいいんだろうか?

とか、私自身が悩んでしまったり、

学校の先生たちも、

学校には来てほしいけど、自分の気持ちが優先だからね。
学校に来れなくても、いろんな勉強の仕方があるからね。

と言ってくれたりしたのも、理由としてはあるような気がします。

昔は、学校は絶対だったので、ある意味簡単だったんじゃないかと思うのですが(その分耐えること、つらいことも多かったと思うけど)、今は選択肢が多すぎて、考えがまとまらない。答えがなかなか出ない。

考えるのが面倒になっちゃうのも、仕方ないような気がします。

 

 

いろんな選択肢を提案したり、環境を用意したりというのは親や先生の仕事だけど、結論は子供自身が出すのがよい、というのが今の考え方ですよね。

それが理想なんだとは思うけれど、息子の様子を見ていると、ほんとに大丈夫なのかしら・・・という気がしていました。「わかんない」の連発なので。

 

でも、何気なく見ていたオーストラリアの子育てサイトに、不登校を解決する方法の1つとして「子供に問題解決の方法を考えさせる」というようなことが書いてあって、そうか、子供自身に決断力というか考える力がないといけないんだな、ということに気づきました。

このサイトです。

School refusal: children & teenagers | Raising Children Network


上記「不登校の解決策を見つける」の赤ポチ1つめ。ざっくり和訳ですが

「家を出発したり学校に行くのを難しくしている事柄について、子供が問題解決の方法を考えることを手伝う」

とあります。
ポイントとしては、子供自身が考えるということですね。親はアドバイスをしてもいいけれど、指示や誘導はしない。

 

そしてこのサイトでは、上記で青字になっている問題解決の方法(problem-solving approach)について、以下の6つのステップを踏むように書かれています。

 

  1. 問題が何なのかを具体的にする。
  2. なぜそれが問題なのか、原因や感じ方を考える。
  3. 問題の解決策を、思いつく限り書き出してみる。
  4. それぞれの解決策のメリットとデメリットを考える。
  5. 選んだ解決策を行動に移す。
  6. 振り返りをする。反省点を生かし、適宜ステップを繰り返す。

 

ビジネスの問題解決とかと、基本は同じ手順だと思います。

こういう作業を通して、子供の考える力を養う。

このサイトでは、不登校に限らず、さまざまな問題についての解決方法として扱われていますが、不登校はやっぱり考えることが山盛りなので、考える力がすごく重要なんだと思いました。

考える力がついてくれば、「わかんない」が減るかもしれない。

また、問題を整理することで思考も整理されれば、漠然と「面倒だな」と思う気持ちも少しは減るかな、とも思います。

うちでも試してみたいと思います。

→ 早速息子に声をかけてみたものの、「学校のことは何にも考えたくない!」と反発されてしまいました。今は無理か・・・ タイミング大事ですね。調子がよさそうな時に、また改めます。

→ とりあえず学校以外の問題(飼い猫のひっかき被害について。笑)で試してみたら、息子も乗ってきました。こういう当たりさわりない話題で訓練しておくのもアリかな、と思いました。

 

息子の不登校記録はこちらです。

iorog-kolog.com