うちの小学6年・不登校の息子は、最近「スプラトゥーン3」ばかりやっています。
「スプラトゥーン」は、
ヒトの姿に変身できるイカ(もしくはタコ)を操作し、ヒトの姿で様々なブキを使ってインクを塗り合い、塗ったインクの中をイカやタコの姿で泳いで、4対4に分かれて対戦する
という Nintendo のゲーム。(参照:スプラトゥーン3 - Wikipedia)
このゲーム、不登校のうちの息子にはちょっと危険だなぁと、最近思っています。
スプラトゥーンをやり始めたのは今年に入ってからなので、まだ歴は数ヶ月なのですが、のめり込み方がすごい。
寝ても覚めてもスプラトゥーンのことを考えています。
以前はポケモン、スマブラ、マイクラ、マリオなど、いくつかのゲームをかわるがわるやっていて、一つだけにのめり込むということはほとんどなかったのに・・・
最近はスプラトゥーン一色になってしまいました。
なぜか?
面白いから。
と本人は言うのですが、もう少し踏み込んでみると、ゲームデザインがだいぶ優秀というか・・・続けたくなっちゃう仕組みがいろいろあるみたいですね。
詳しいことは以下記事が参考になります。
「スプラトゥーン」の中毒性が極端に高い理由 | ゲーム・エンタメ | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
この記事は2019年に書かれたものなので、息子がやっている「3」よりも前のバージョンについてですが、
・買い切り型のゲームでありながら、定期的に新しいアイテムや新武器、イベントなどが追加される。
・一度パッケージを買えば、あとは Nintendo Switch Online に月300円支払うだけ。それ以上の追加課金がない。
・ゲーム内通貨で手に入れたギアをパワーアップさせるには、長いプレー時間が必要。
などの要素があるようです。
「3」に関しては、基本的には同じものの、以前に比べて少し時間抑制がきくようにデザインされているのではないか、という意見もありました。
こちらの記事です。
「ゲームは1日1時間」? スプラトゥーン3に散りばめられた、プレイ時間抑制の工夫とは(集英社オンライン) - Yahoo!ニュース
ただ、この記事にもありますが、期間限定の「フェス」など、その時じゃないと体験できないこと・手に入らないアイテムがあるので、その期間中に長時間やりたくなってしまう、という仕掛けは相変わらず存在しています。
うちの息子も、よくフェスのことを話しています。
旅行の時も、「フェスの日だからSwitch持って行かせてよ〜」としつこく言っていました。持って行かせませんでしたけど。
画像は任天堂公式サイトより
楽しいのはいいんですけど、一度やり始めるとなかなかやめられなくて。
「期間限定」とかあると、その日はずっとソワソワしちゃって。
不登校で家にいる時間が長いので、余計に思考が「スプラトゥーン」から離れなくて。
しょうがないので、新しいアイテムやフェスなど、心くすぐるものを遮断すべく、Nintendo Switch Online を解約することにしました。
まぁ、もともとうちはオンライン反対で、息子がお年玉で「スプラトゥーン3」を買っていい?と聞いてきた時も、私はオンラインが必要だとは知らず。息子自身も、「オフラインでできる部分だけやればいいや」と思っていたそうです。
でも、やれない部分が思いのほか多くて、せっかく買ったから少しぐらいオンライン繋げてやるか〜、と思って短期間のつもりで Nintendo Switch Online に加入したら、直後に友達に「スプラトゥーン甲子園(大会)出ない?」と誘われ、それならオンラインで練習しないと、ということで継続して・・・(結局大会は出なかったのですが)お友達と遊ぶ時も楽しそうにやっていたので、ズルズルと今に至る。
というわけなので、ちょっと長くなっちゃったけど、うちの "期間限定オンライン" はそろそろ終了することにします。
オンラインって、ゲームに限らず、やっぱりメリット・デメリットあるなぁと思います。
常に情報を更新できる(新しいものを配信し続けられる)。
でも、その情報の沼にはまりやすい。
いろんなことがオンラインになった昨今、「飽きる」ことより「疲れる・消耗する」ことの方が増えたような気がします。
消耗するんじゃなくて、不登校生活に「飽きて」ほしいので、ひとまずオンラインから距離を置かせたい。なんて、ちょっと飛躍するかもですが、そんなことをスプラトゥーンから感じました。
追記:
そう思って一旦オンライン解約したのも束の間、3週間後にはまたオンライン復活です。。
オンラインがなくなって泣いて鬱々とする姿を前に、「心の穴を埋めるものをむやみに奪ってはいけない」というネットでよく見る記事の内容を、きちんと受け止めなきゃいけないような気がして・・・
私、ブレブレです。ほんとにもう、何が正解なんだかねぇ。
まぁでも、復活は条件付きです。
1ヶ月やったら次の1ヶ月はなし、という1ヶ月おきの約束。(実際はフェス日程などに合わせるのでやや不規則ですが)
息子は最近言っていました。「最近は前ほど楽しくないけど、心の穴がふさがる気がするからやってる」と。
うーん・・・何かゲームより楽しいことが見つかるといいなぁ。
不登校の関連記事はこちらです。