Every child is an artist.

うちの子育て経験談。子育てエピソード(最近は学校多め)や子育てで使ったものなどを書きとめるブログです。当ブログにはアフィリエイト広告が含まれています。

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母子登校で見た風景:小学校の先生はやっぱり大変そうだった

うちの小学2年の娘は母子登校。私は娘にくっついて、毎日小学校(公立)に通っています。教室には、私専用の椅子もあります。笑

娘は、私がぴったり後ろに張り付いていないと不安がるので、席はいつも一番後ろ。したがって、私は一番後ろの後ろから、毎日毎日クラスの風景を眺めています。

先生はいつも、ものすごく忙しそうです。

 

 

まず、2年生の1日の流れとしてはこんな感じです。

 

 

集会 or 教室での小活動(読書など)

朝の会(健康観察・係からの連絡・先生のお話)

1、2時間目の授業(間に5分休憩)

休み時間(20分間)

3、4時間目の授業(間に5分休憩)

給食

掃除(週3回)

昼休み(20分間)

5(、6)時間目の授業(間に5分休憩)

帰りの会(先生のお話)

 

 

いろんな授業の準備をして教えるだけでも十分ボリュームがあると思いますが、小学校の先生はその他も含めて、全般的に見なくてはいけません。給食も掃除も、休み時間の見守りも・・・

 

給食は、特に低学年は大変そうですね。

給食当番も慣れてなくてすごく大変そうですが、当番以外でも食事を運ぶ時に不安定だったり、全員分用意できるまで大人しく待っていられず、走り回ったり暴れたりする子がいるので、注意が必要です。

1年生の時は、週に1〜2回はお皿の割れる音がしました(苦笑)。給食を運ぶ時に遊んでいる子にぶつかったり、机と机の間の狭い通路を通る時にお盆を斜めにしすぎたりして、落っことしちゃう。

お皿が落ちて、割れて、食べ物が床にぶちまけられる。1年生は呆然としちゃうのか、はたまた片付けは大人がやるもんだと思っているのかはわかりませんが、だいたい立ち尽くしちゃうので、先生が飛んできてさっと片付けます。そして割れたお皿を新聞紙に包む。その後、みんなの給食の片付けが落ち着いた頃に、子供と一緒にお皿が割れた報告をしに、給食室に行きます。

床に落ちたものの片付けは、子供の様子を見ながら徐々に教えていきます。

2年になったらさすがにお皿を割る頻度はぐっと減りましたが、食べ物とか牛乳はまだこぼすかな。まぁ2年だともう自分で片付ける子が多いですが、中にはまだ固まっちゃったり、しれっとそのままにしたりする子もいるので、先生が片付けたり、片付け方を教えたりしています。

なお、給食当番の仕事は2年でもまだ怪しいので、先生が、盛り付ける量とかお皿の位置とか、配膳の時は大声で喋らないとか、引き続き手取り足取り教えています。
教えながら、時々教室で騒いだり立って遊んでいる子に向かって「静かに座って待ってなさーい」と注意もしたり。バタバタです。

そんな感じなので、給食準備中にクラス内で大ゲンカが勃発しちゃったりすると、もう大変。仲裁しなきゃいけない。給食当番は放っておけない。でも向こうの方で騒いでる子もいる。あーーー💢 な感じです。

だいたい最後にはなんとかなるけど、先生1人だとやっぱり大変そうですね。

 

 
小学校の給食じゃないけど、市原隼人さん出演の「おいしい給食」って面白いですよね。

 

授業については、基本的には指導計画に基づいて進められていると思いますが、時々勉強が苦手そうな子(うちの娘とか・・・)の席を回ったりして、なるべくクラス全員が理解できる(楽しめる)よう、配慮もきめ細かくされています。

それだけでもだいぶ労力を使うと思うのですが・・・

授業態度の注意も、やっぱり大変そうです。

見ていると、

・時間になっても座らないで、ずっと喋っている子
・先生が話しているのに、まわりの子と夢中になって喋っている子
・体は前を向いているけど足は横向きの子、頬杖をついている子
・机の下で何やら(折り紙とかのりを指につけて乾かすとか)やっている子

は多いですね。それから、

・椅子に座るんじゃなくて、上履きで座面に乗ってしゃがんでいる子
・立ち歩いて他の子にちょっかい出す子、棚にのぼる子、床で寝そべる子
・奇声を発する子

というのも少数派ですがいます。
ちなみに、クラスの人数は30人ちょっと。

先生は当然注意しますが、すぐ元の状態になっちゃうので、一回授業を止めてきちんとお説教することもある。それから、注意すると逆ギレして物を投げ始める子もいるので、その子を廊下に連れ出して対応することもある。

なので、授業が目標とするところまで進められないことも時々あるようです。

 

私が小学生の時って、こんなんだったっけ。
記憶がおぼろですが、ここまでひどくなかった気もします。

まぁ、うちの娘のクラスが特に子供らしい(=幼稚な?)子が集まっていると聞くので、たまたまこういう感じなのかもしれません。

 

ただ・・・
先生が黒板に書く内容を間違えた時に、「なんだよー ノート書いちゃったじゃねえかよー」と大声で叫ぶ子がいた時には、さすがにびっくりしました。おいおい、その口のきき方は何?みたいな。

時代でしょうか?

友達みたいな親子が増えて、レストランもファミレスとか子連れOKの所が増えたりして、世の中的に礼儀とかお行儀の教育がそこまで必要じゃなくなって、こういう感じになったのかなぁと思ったりしました。

もちろん、きちんとした子も一定数いるし、話せばわかる子も多いんですけどね。

ともかく、そういうしつけ的な部分も先生が担うのかなぁと思うと、大変な重労働。

最近は教師のなり手が少ないと聞くけれど、なんかわかるような気がしました。小学校の教師というと、ほんとは家庭教育じゃなくて、初等教育に力を入れたいですもんね、きっと・・・

初等教育(しょとうきょういく)とは? 意味や使い方 - コトバンク

 

なお、先生のタイプによって子供の授業態度が変わるというのもあるとは思いますが、娘のクラスの先生は、ベテランの女性で普段は優しく丁寧、叱る時はピリッと、何か自分で間違えたりした時は「ごめんごめん」と謝って・・・という、私から見てとてもいい先生です。子供からも慕われています。

優しいからちょっと喋っても大丈夫、と思っちゃうのはあるかもしれないけど、口のきき方とか床で寝そべっちゃうとかは、少なくとも違う気がします。

 

 

 

子供たちが帰ったあとは、先生は教室の整理をしたり、絵を貼ったり、会議をしたり、職員室で資料作成や電話などをしたりしています。

うちの息子のように「不登校だけど放課後来る」みたいな子がいる場合は、その対応もします。

朝から晩まで、なかなかのハードワーク。

 

自分が小学生だった時は大して考えもしなかったけど、先生って大変なんだなぁとつくづく思います。

しかし・・・大人になってから毎日小学校に来るなんて思わなかった。
子供が母子登校なのは喜ばしいことではないけれど、小学校の現状を傍観する貴重な機会に恵まれて、ある意味ラッキーなのかも?と思ったりもます。

 

母子登校の娘の様子や不登校の息子の様子は、こちらの記事です。

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