4年までは普通に学校に通えていた息子。5年になってから少しして、ちょっとしたトラブルがきっかけで学校に行けなくなってしまいました。
行けないでいるうちにさらに戻りづらくなり、不登校は長期化。もうすぐ1年になります。
どんな感じの1年だったか、ざっと振り返ってみたいと思います。
1学期にトラブル発生。不登校スタート
ある日、学校から不機嫌な様子で帰ってきたと思ったら、次の日の朝、学校に行く支度を全然しない。お腹が痛いと言ってトイレにこもってしまいました。
もう遅刻になりそうだったので、トイレから出てきたところを捕まえて無理やり行かせようとするも、息子は激しく抵抗。しばらくして、人間関係のトラブルがあったと話してくれました。
それでも、トラブルは頑張って乗り越えるものだと説得して(程度にもよりますが、息子から聞いた話なら、私は乗り越えた方がいいと思い)、登校させようとしました。でも頑として聞かず。私も出発の時間が迫っていたので、とりあえず休ませることにしました。
翌日も、翌々日も同じ状態。私は行かせようとするけれど、息子は抵抗する、仕方ないから休ませる、の繰り返しでした。
担任の先生は、わけを話したら当事者同士で話す機会を作ってくれました。でも息子は行けず、手紙をもらい、先生を通じて返事をして、ひとまず解決。
でも、だからと言って学校に戻れるわけではありませんでした。
息子は特定の人というより、人全般が怖くなってしまったようで、繁華街に買い物に行った時も人混みを極端に怖がりました。
担任の先生から、「学校に戻るのはゆっくりでいいから、それまでは週1回放課後に来て、授業はオンラインで参加して」と言われ、おおむねその通りにしました。でもオンラインでクラスの風景を見ると腹痛が出て、長時間はできず。
私は悩み、ネットでいろいろ不登校関連の記事を読みあさりました。家にあった本「子どもを信じること」も、再び読みました。
だいたい共通して書いてあったのが、「本人の気持ちが自然に上向きになるのを待った方がいい」ということ。ネットで「登校の意欲が湧くのは中2の終わりごろが多い」というのも見ました。今小5で、中2の終わりまで約4年もある・・・
不登校支援の施設やフリースクールについて調べ、息子に提案してみました。でも息子は今の学校がいいと言うので、それ以上は何もせず。
この時期は精神的にだいぶ落ちていて、学校の勉強だけでなく、Z会も手につかず。やったとしても集中できない様子でした。
(Z会をやっていたことはこちらに書いています。息子が使った家庭学習教材:小学5年生 - Every child is an artist.)
習い事に関しては、集団は怖いけれど個人レッスンなら大丈夫ということで、運動系はやめ、楽器は続けていました。(習い事はこちら。うちの子の習い事(息子編) - Every child is an artist.)
たまたま7月に発表会があったんですが、舞台でスポットライトを浴びたら勇気が出たと言って、1学期の終わりは部分的ながら学校に行くことができました。
この調子なら、近々完全復活できるかも?と、本人含めてみんなが思ったのですが・・・
2学期はある意味安定した不登校生活
夏休みを挟んだら、また怖くなってしまいました。
1学期に行けたから、また行けるんじゃないかと思って、周りのみんなは少し期待。でも期待すればするほど、息子は後ずさり。
結局2学期はほとんど出席することなく、修学旅行も不参加でした。
ただ、週1回放課後に学校に行くことと、体調がいい時のオンライン授業参加は続け、毎日オンラインで送られてくる宿題と、Z会も毎日できるようになりました。
生活リズムも問題なく、ある意味安定した生活をしていました。
3学期は頑張った反動がきた
年末から息子が「そろそろ学校行きたい」と言っていたんですが、その発言通り、3学期の初めに登校することができました。
最初は私が付き添いの部分登校。すごく緊張していました。でも3日ぐらいして朝から1人で登校できるようになり、1週間以上通えて、もう大丈夫そうでした。
しかしある日、花粉で体調が悪いと言って1日休んだら、翌日からまた行けなくなってしまいました。休んでいる時に恐怖心がよみがえってきた、と。
それから、頑張った反動か、放課後学校に行くのも家での勉強も、全然しなくなってしまいました。
相変わらず、朝起きて夜寝るという生活リズムは乱れていませんが、やらなきゃと思ってやっているのはピアノぐらい。あとはゲーム三昧・・・というのが現状です。
そんな生活でいいのか、不登校の悩み相談ができる「お母さんのほけんしつ」にも聞いてみたのですが、今は自分自身が葛藤しながら答えを出そうとしている状況で、それも疲れて無気力になっているのかもしれない、調子が出てきたらまたできる範囲でやればいいのでは、とのことでした。
今はエネルギーを貯める時期のようです。
心のエネルギー
上記の図は、以下のサイトから拝借しました。不登校支援に力を入れる臨床心理士モトセさんのサイトです。
再登校の失敗を防ぐ段階的な支援とは|不登校の復帰の判断基準や別室登校について | 150の心理教育
息子は、上記の図の横線「なんとか頑張れるライン」を3学期の頭に1回超えたけど、心のエネルギーがまだ十分でないうちに、6年になるプレッシャーがかかり、さらに花粉症の体調不良に追い討ちをかけられて、また落ちてしまったかなと思われます。
花粉症は、今年は早めに薬を飲んで対策したんですけどね・・・
まぁ、花粉症でなくてもギリギリのところで頑張っていただろうから、何かあればすぐ落ちてしまう状況だったんだとは思います。
ただ、コロナ禍でオンラインが導入され、学校に行かない選択肢ができたのも、不登校が増えた一因であるという話を聞きますが、それもやっぱりあるのかなと思います。
世の中の考え方が昔よりも「学校は絶対」ではなくなってきたので、心のエネルギーがまだ大丈夫そうに見えても「なんとか頑張れるライン」を超えてしまう。
昔だったら、それぐらい頑張れよと思うレベルなのに、休んでしまう。
親は昔の基準で怒るけど、これも時代なのかなと思ったりもします。
ともあれ、学校に行かなくても何かを学び続けてほしい。外に出て、いろんな人に出会って、いい道を見つけてほしい。
だから学校以外の道も少し探し始めています。本人も、今度は興味を持っています。
うちは今のところ通う場所を探していますが、家から出たくない場合は不登校専門のオンライン個別指導というのもあるそうです。
きっかけを作る!【ティントル 不登校専門オンライン個別指導】 (PR)
こちらは講師一覧のところにそれぞれの先生のプロフィールが細かく書いてあって、見るのが結構楽しいです。一応情報まで。
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