Every child is an artist.

うちの子育て経験談。子育てエピソード(最近は学校多め)や子育てで使ったものなどを書きとめるブログです。当ブログにはアフィリエイト広告が含まれています。

MENU

小学3年の母子登校の娘。転級(通常級→支援級)の方向で動いています。

小学1年生からつまずいた娘。
詳しくはこちらなどに書いています。

iorog-kolog.com

 

1年からずっと母子登校(授業も一緒)を続けてきたのですが、私が疲れ果て・・・
3年生の1学期の初めに、私が登校を拒否(苦笑)したのに合わせ、娘も不登校になり・・・
「このままじゃまずい」と思い、夏休みが明けて2学期から毎日1時間ずつ、また母子登校しています。
図工とか国語とか、娘の好きな教科のみですが。

 

 

さて、転級について。

 

今まで、普通のクラス(通常級)で先生たちにも「大丈夫じゃないですか?」と言われていたので、母子登校を頑張ることと、校内の通級指導教室に週1回通うことぐらいしかしてこなかったのですが、

このままじゃ1人で行ける日は来ないのでは?と強く思ったのと、
今年の春先に児童精神科のクリニックの先生に
「集団で難しいなら少人数の支援級(1クラス8名)も検討してみたら?」と言われたのをずっと考えていたのとで、
支援級への転級に向けて、実際に動くことにしました。

 

順番に書いていきますね。

 

 

6月、支援級の見学

うちから近い他校に、知的障害の固定級と情緒障害の固定級の両方が設置されていたので、まずは両方見学をと思い、「問い合わせ先」にあった自治体の教育委員会の支援課に連絡。

そうしたら、支援課では「申し込み」は受けるけれど「見学の受付」はしていないそうで・・・

直接学校に言ってくれということだったので、学校に連絡。
お役所的分業感。。

 

 

まずは知的固定級の方に連絡。

「見たい授業がある時で都合のいい時に、いつでも来てください」とのことでした。

ちなみに情緒固定の方も同時に見られるのかを聞いたら、情緒の方は情緒の方でやっているので、情緒に連絡してくださいとのこと。やっぱり分業。

 

なので、情緒固定級の方に改めて連絡してみたら、

「情緒は見学日が月1回決まった日にあるので、都合が合うところで連絡の上来てください。ただし個人保護などのために、子供のいない放課後のお部屋のみの見学です」とのことでした。

子供のいる風景は見ることはできないそう。

 

ちなみに以前、知的で先生をしていたという方が、「体験もできるんじゃないかな?」と言っていたので、情緒の方で子供たちの様子が見られるかな?と思い、聞いてみたんですが、体験はできないようで・・・
支援課に聞いても、情緒でも知的でも体験はできないという回答でした。
(過去はできたのかな? 謎です。。)

というわけで、日を変えてそれぞれを見学してきました。


知的固定級:

基本的に、レベル別に複数の教室(クラス)に分かれて授業をやっていました。
なんとなく低学年は低学年、高学年は高学年で別れている感じだけど、年齢が違いそうな子もちらほら。いろんな子がいます。

時々、知的全クラス合同の時間もあるそうです。

娘の反応は・・・もう全然ダメで。。
見慣れた通常級とは雰囲気が違うので、娘はパッと見た瞬間固まってしまい、後ずさりして、「ちゃんと見てよ〜」と声をかけたら大泣き。。
「やだ!やだ!ここ来ない!」と大声で叫び続けるので、やむなく一旦退出し、校庭に出て落ち着いてからもう一度中に入りましたが、やっぱり見ようとしないので、仕方なく帰りました。

勉強がとても苦手なうちの娘にとって、レベル別の授業はありがたいと思うのだけど・・・

本人が拒否しているので、これは行かせるのは難しそう→私なしで過ごさせるのはもっと難しそう、ということで選択肢からは外れてしまいました。

 

情緒固定級:

普段使っている教室で、見学というか、担当の先生による説明会という感じでした。
窓際にパーテーションで仕切られた個別席が並んでいて、出席者はうち含めて5組ほど。

 

学習内容は学年相応(通常級と同じ)とのことでした。
ただし、ほぼ個人指導で、みんな一緒の授業は朝だけ。
時々「交流」(同じ学校内の通常級に混じって授業を受ける)もあるそうです。

 

通っている子供たちがいなかったので実際の様子はわからないけれど、「今の学校で通っている通級指導教室みたいな感じだね」と言ったら、娘は抵抗ない様子だったので、こちらで申し込むことにしました。

 

7月、支援級の申し込み

改めて教育委員会の支援課に電話。
情緒固定級に申し込みたいと伝えました。

そうしたらこちらの状況を詳しく聞いてくれたのですが、最後の方に発達障害の診断が出ていないと申し込めないですが、出ていますか?」と確認されました。

うーん。その質問、見学の前にするべきなんじゃないのかな?と・・・
最初に支援課に連絡した時は何も言われず、見学先の学校に連絡した時も言われなかったので。

 

私は一瞬迷いました。
うちの娘を診てくれた病院の先生は「診断」という言葉は使わなかった。
ただ、「自閉スペクトラムの傾向がある」と言っていただけ。

診断が出ていないと申し込めないなら、先に病院に確認したのになぁ、と思いました。
精神科のお医者さんたちは「診断」をつけるのにとても慎重なので、曖昧なのです。。。

ただうちの娘の様子やお医者さんのお話の印象から、きっと大丈夫(?)だろうと思い、とりあえず申し込みを進めることにしました。

 

そして、申し込み用の書類を送るから、揃えて返送してほしい、

この先「面談」、「現在の在籍学級への確認」、「教育委員会での検討」を経て、転級の可否が決まるのが年明けの1〜2月、

と言われました。

 

 

なお転級は、基本的に年度替わりのタイミングとなるそうです。
支援級への転級を希望する人は多いが、受け入れ人数が少ないので、年度途中はほぼ無理。
支援級から通常級へは、年度途中でも可能な場合があるが・・・

とのことでした。

 

8月、病院に連絡

提出する書類の中に「医師診察記録」というものがあったので、病院に記入のお願いのメールを送りました。
そうしたら、「過去2回受けたWISCの数値が少し気になるので、3回目をやってから判断させてほしい」と。
情緒より知的固定級の方が適切かも?というニュアンスでした。

 

おっと・・・もう情緒に申し込んじゃったよと思いつつ、言われた通りにWISC検査を予約。
前回から1年経っていないと受けられないので、9月に検査、そのあと診察となりました。

 

9月、WISC受検後に診察、医師診察記録を依頼

今回のWISCは、去年よりもさらに数値が少し落ちていました。
言語と視覚以外は、いわゆる境界知能という範囲です。

それで、やっぱりお医者さんには

「知的固定級をお勧めする範囲です」
「情緒や通常級でも言語がいいからなんとかやっていけるだろうが、つらいかもしれないですね」

と言われたのですが、見学の際の娘の様子をお伝えしたら、「それなら情緒で」ということで、書類を書いてもらえることになりました。

申し込みに必要だった「診断」も、「その傾向がある」と言われていた時のもので大丈夫だったようです。

 

 

ちなみに、「今はタブレットやパソコンでいろんなことができるので、勉強はあまり無理強いしないで」と、お医者さんは言っていました。
「無理強いして心に負担がある状態が続くと、ジャブのように効いてきて壊れちゃいますよ」と。

 

9〜10月、面談

支援課に私と娘で出向き、相談員の方と面談をしてきました。

娘は

・簡単な自己紹介
・国語・算数の学習チェック
・ボールやトランポリンを使った運動チェック
・好きなおもちゃを使って遊ぶときの様子を見る

など、1時間の内容でした。

私の方は、娘の詳しい状態をお話ししてきました。

 

本当は同じ日に、別室に分かれて同時進行でやるものだそうですが、うちの娘は知らない場所で知らない人とお話、みたいな状況だと私から離れられないので、私は別日に自分の面談に行ってきました。

なお相談員の方は、私が前に状況を話した担当の方と連携が取れているのかどうか?と思うことがちらほら・・・でしたが、そういうもの? 公務のお仕事って何か規則があって、もう1回聞かなきゃいけないのかな? なんて。

 

ともかく、ここまで終わりました。

あとは、結果を待つだけです。