Every child is an artist.

うちの子育て経験談。子育てエピソード(最近は学校多め)や子育てで使ったものなどを書きとめるブログです。当ブログにはアフィリエイト広告が含まれています。

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勉強の苦手な小学3年の娘。家庭学習は試行錯誤の連続です。

小学3年の娘は、勉強がものすごく苦手。

学習障害というか、WISC検査でIQ80前後の「境界知能」だったので
もともとな面もあるのですが、

それに加えて3年の1学期は不登校
少し復活した2学期も、好きな授業だけちょびっと顔を出す程度なので
ますます遅れをとっています。

 

なので、自宅学習をいろいろと模索しているのですが、これまた難しく。

 

今回の内容です。

 

オンライン教材は向いてなかった

不登校になり始めた頃は、「すらら」というオンライン教材をやっていました。

オンライン教材は一長一短あるけれど
(親の丸付けは不要だけどタブレットが必要とか、音声があって分かりやすいけど紙の教材の方が集中しやすいとか)

娘の場合は、アニメーション満載で敷居が低いオンラインがいいかなと思ったのと、
「すらら」は学年に関係ない無学年式なので(前の学年にさかのぼって勉強できるので)いいかなと思い、始めました。

 

「すらら」の詳細はこちらです。
 塾に通わず自宅で学習!自分のペースで学習できる!【すらら】 /PR

 

記事にも書いていますので、よろしければご覧ください。

iorog-kolog.com

 

でも、続きませんでした。

前にやっていた進研ゼミの「チャレンジタッチ」に比べたら、ハードルは低いと思ったんですが・・・

(チャレンジはこちら: 【進研ゼミ小学講座】進研ゼミの基本情報 /PR)

 

「すらら」は、授業動画(アニメ)自体はとてもよくて
娘も最初は楽しんでいたのですが、

やり進むにつれ、娘には時々理解できない言葉が出てきたり
(そういう時は言葉を変えて説明しないとわからない)

時間制限を設けて問題をやるコーナーがあったりで
(娘は何倍も時間がかかるし、そもそも時間制限があるとパニックを起こす)

できないことが増え・・・

 

私が横で教えようとしても、
もうすでに頭のキャパがいっぱいになっていて受け入れられないことも多く、
教えるときに毎回動画を止めるので、集中力も切れ、

さらに、娘は「わかんないから飛ばす」という柔軟さもないので
「これわかんない! 終わんない!! ワ〜〜!!!」みたいな感じになり、

大変でした。

 

オンライン教材って、今やっている問題しか画面に表示されないので、
紙の教材に比べたら、全体が予測しづらいのかもしれないです。

 

うちの子は、予定外のことにうまく順応できないタイプの発達障害なのですが、

 「予定外のことに順応できない」
=「 予測できないとキツい」
=「全体が予測しづらいオンライン形式は、とにかくキツい」のかな、と。内容がどうであれ・・・

 

また、オンライン教材は

・解説の音声を聞いて理解する(=そのスピードで理解する)
・わからなかったら、良きタイミングで一時停止などのボタンを押す

といった行動がスムーズにできることが前提なんだな、と娘を見ていて感じました。

協調運動もちょっと苦手な娘には、動画中心のオンラインは向いていなかったのかもしれません。

 

紙の教材は、自分のペースでできるので気楽

というわけで、紙の教材に戻りました。

最近使ったのは、学研の「毎日のドリル」。
内容がわかりやすくまとまっていて、キャラクターがかわいくて娘もやる気を出しました。

 

 

娘は今3年生ですが、理解があやしいので1年生の「全科」(1冊に3〜5科目まとまっている)から購入。
分量が控えめなので、毎日2〜3科目ずつやれば1冊2週間前後で終わります。

紙の教材はオンラインと違って全体量が見えるし、
説明するために動画をストップする手間もないので、娘のイライラは減りました。
紙は気楽ですね。

 

そもそもの難しさ

ただ、そもそも娘は1人で学習することがちょっと難しい。
内容はわかっても、問題の意味がわからないことが多いのです。

 

 

言葉をいろいろ変えながら説明してあげると、
「なぁんだ、そんなことか」と言ってすんなり解答できたりするのですが、
問題がわからなくてできない、ということがとにかく多くて、
先述のドリルも、1、2年生の分も文章題などは苦戦していました。

 

なお、今は3年生のドリルをやっているのですが、

3年生に関しては、5月以降まともに授業を受けていないので
やる前に、まず私が1から内容を説明しています。

そこで思うのは、「説明って難しいな」ということ。
勉強が苦手な子に1から説明するのは、本当に難しい。

話が長いと混乱しちゃうので、なるべく手短に、やさしい言葉で説明しようと思うのですが、
あまり細切れにしすぎると1つの概念が説明しきれなかったり、
どんなに言葉を探しても、なかなか理解を得られなかったり。

どう言えばいいんだろう、どんな例を出せばすんなり理解できるんだろう、と毎日思います。

専門家(学校の先生たち)は、どのように教えるんだろうか・・・

 

千里の道も一歩ずつ。
ローマは1日にして成らず。

いつかわかる日が来ることを信じて、試行錯誤を続けるしかないんでしょうけどね。

 

 

家では計算機や電子辞書を使用

3年生になっても、一桁の足し算・引き算に手の指を必要とする娘。
掛け算もなかなか覚えられず。

もう限界かな・・・
発達障害でお世話になっている病院の先生に「使える道具は使った方がいい」と言われたしな・・・
昔、私が留学したイギリスの高校でも、みんな計算機は当たり前のように使ってたしな・・・

と、いろいろ思い、最近は計算機を使わせています。
計算の意味がわかっていれば、自力じゃなくてもいいかと。
(意味、わかってなさそうな時も多いですけどね)

 

 

また、娘は辞書を引くのも苦手なので、電子辞書も用意しました。

国語辞典なら1文字目も2文字目以降もあいうえお順に並んでいることとか、
漢和辞典なら部首や読み、画数などで探せるようになっていることとか、
娘は何度説明しても理解できないし、覚えられないので。

要するに何でも、整理して考えることが苦手なのです。

 

もっとも、電子辞書でもキー入力がうまくできなかったり、
タッチペンで書いても字が汚くて機械に認識してもらえなかったりと、
やっぱり私が出動させられることは多いのですが、
紙の辞書よりは積極的に使っています。

 

 

少しでも勉強へのハードルが減り、自走に繋がればいいな〜と思います。