Every child is an artist.

うちの子育て経験談。子育てエピソード(最近は学校多め)や子育てで使ったものなどを書きとめるブログです。当ブログにはアフィリエイト広告が含まれています。

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子供の習い事における、親のスタンス

野球の大谷翔平さんのご両親の育て方が、先日のYahoo!ニュースに載っていました。

大谷翔平の両親が、我が子の前で「絶対にやらなかった」意外なこと(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

 

大谷家のご両親は「やりたいことをやらせる」のがモットーで、
練習の無理強いはしなかった、とのこと。
「練習行くか?」と聞いても、本人が気乗りしない時は何もさせなかったそうです。

また、同記事にゴルフの渋野家のことも書いてありました。

「親もゴルフは詳しいけれど、子供がコーチに習ってきたことには口出ししない」と。

 

 


私は・・・

無理強いしたし、習ったことへの口出しも、たくさんしてきました。。。

・息子がサッカーに行きたがらない時、無理やり引っ張って行った。
・家でピアノを弾いていた時、「こうなんじゃないの?」と言って口出しした。
・娘も習い事を嫌がることが多かったけど、なんとかねじ伏せて連れて行ってた。

 

などなど。あんなこと、こんなこと・・・
その時は、良かれと思っていたんですけどね。ああ、もう遅い。

 

でも、ピアニストの角野隼斗さんのところは、
お母さん(角野美智子さんというピアノ指導者)が結構練習させたんじゃなかったっけ?と思って、前にネットで見た記事を探してみたら、ありました。

が、

させてはいるけど、「無理に」ではなかった。

 

私が見た記事。2006年、隼斗さん10歳の時のです。

Vol.01-3 <ピアノが好きな子>を育てる3つの秘訣 角野 美智子先生 | ピアノステージ | ピティナ・ピアノホームページ

我が家では、1日何時間というふうに時間では区切りません。ノルマを決めて「ここまでできたら見せてね」と《検定》をしています。できたレベルを維持することも大変ですし、本人が責任を感じきちんと練習します。(小学校高学年)

 

「本人が責任を感じ」って、小学生なのに大人だなぁ。
でも、そのレベルまで気持ちを持っていけるようにしたお母様の導き方も上手だったんだろうな。

 

 

また、角野さんのおうちでは
親の言いたいことを言うタイミングも大切にされていたそうで。

ライター・岡本聡子さんという方のnote記事に、こんなことが書いてありました。

話題の音楽家・角野隼斗さんを育てた母、角野美智子さんに聞く(後編)|岡本聡子◇言葉で世界は変えられるか

 

親のほうに無理やり寄せることをせず、常に子どもの方に寄せていくことを意識しました。声かけのタイミング、距離感は特に気をつけました。頭ごなしや上からではなく、友人として相談にのる、というイメージですね。

例えば、隼斗がバンドやゲームに夢中になり成績が下がった時、『最下位から這い上がるのは難しいから、真ん中あたりをキープしておいたら?』と、本人が聞く耳を持つ時をみはからって、入れておいたり(笑)。
親のいうことを素直に聞き入れる時期ではありませんが、なんとか伝わっていたんだと思います。話をするタイミングはすごく大切です。(中学〜高校のとき)

 

なるほどなぁ、と思います。

 

親の意向に沿ったことをさせるにしても、
本人にやる気があることが条件であり、
同時に、意向を伝えるタイミングや伝え方もよく考える、ということですね。

 

 

まぁ、私もそれらを考えていなかったわけではないんですが、
うちの子たちは抵抗すること、拒否することが、多くて多くて。

ちょっと何か言っただけでキレたり、どっか行っちゃったり。
ピアノの先生とか、他人の前でも抵抗して口をきかなくなったり、部屋を出て行っちゃったり。

 

今思えば、”発達上の特性” だったのかなと思ったりしますが・・・

参考:発達障がいのある子の学習指導において配慮すべきこととは?|JIJICO

 

どんなに優しい言い方をしても、
親や先生(教える側)の助言や叱咤を聞いてやる気を出す、ということがあまりなく、まわりの意見を拒否して自分の世界にこもりがちだったので、
このままじゃ世界が狭くなる。なんとかしなきゃ、と焦って、
私も余計にいろいろ言ったんだと思います。

 

でもね・・・

 

助言や叱咤でやる気を出す、というのは
「その助言や叱咤の ”受け入れ準備” ができていれば」であって、
準備ができていないうちは、何を言われても受け入れられない。

だから拒否する。嫌がる。
仮に、拒否しきれなくてやったとしても、気持ちが向いてないから吸収率は低い。

 

だからやっぱり、私は間違っていたんだろうな。

何かするにしても、直接それをやらせようとするのではなくて、
やりたくなるような環境づくり、状況づくりにとどめるべきでした。

 

時々、

「親に無理やり水泳を習わされてすごい嫌だったけど、
泳げるようになったから、今は親に感謝してる」

なんて話を聞くので、絶対ダメなわけではないんだろうけど、

そういうことはほどほどに・・・

その子の良さを最大限に引き出そうと思うのならば、子供自身の気持ちを何よりも大切に。

 

ということなんですね、きっと。

 

ーーーー

以下、ご参考までに。

 

少し前のですが、丁寧な取材で大谷翔平さんの成長を追った本。 

 

 

渋野日向子さん優勝の偉業を納めたDVD。 

 

 

角野隼斗さんのお母様の本。 

 
角野隼斗さんのCDとYouTube

www.youtube.com

 

 

その他、うちの習い事関係はこちらにまとまっています。

習い事 カテゴリーの記事一覧 - Every child is an artist.

 

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iorog-kolog.com