少し前のYahoo!記事になりますが、
「避難所をなんだと思ってる」賞味期限切れ食品にシェフ怒り 一方的に置いていかれた支援物資…“民間物資”の受け入れ一時中止に(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース
こういうのを見ると、ちょっと悲しくなりますね・・・
能登・北陸の大地震については、
何かしたいと思う人も多いはず。
そして、実際に行動して、喜ばれている人もいると思います。
ですが・・・
行動が適切でなかったり、タイミングが適切でなかったりすると、
せっかくの気持ちが無駄になってしまう。
(記事の中には、”せっかくの気持ち”があったかどうか不明なものもありますが)
記事にありますが、良かれと思って送った食料が冷蔵品で、
現地に冷蔵庫がなく、保管できずに廃棄になってしまったとか。
記事にはないけど東日本大震災の時の話として聞いたのが、
ボランティアで行ったものの、
現場の仕事の整理がつかない間ずっと待機だったので、結局何もできなかったとか。
せっかくの支援なのに喜ばれないというのは、ちょっと残念です。
*能登のボランティアについては特設ページがありましたので
行こうと思っている方はぜひ見てください。
話は飛びますが、昔私が高校生だった頃に
アフリカのソマリア難民ために、日本人がお米を送ったものの、
現地ではとうもろこしが主食でお米が扱えず、無駄になってしまった
という内容の新聞記事を読んで、
文化の違いを分かってないと適切な支援ができないんだな、と思ったことがあります。
支援したい、助けたい、何かしたい、と思った時に、
相手の実際の状況を考えることって、やっぱり大事なんですよね。
遠く離れていると、
被害状況とか受け入れる場所の状況とか、何が喜ばれるかとか、
よくわからないかもしれないけれど、
調べたり人に聞いたりして、なるべく把握するように努めたり、
それでももし情報が掴めないようなら、
自分でやるのは一旦止めて、募金とか何か、既存の支援組織に協力する形にとどめたり、
っていうのがいいんだろうなと思いました。
私事ですが、
先日、義母とケンカした(というか私が一方的にキレた)時の
複数あった理由の一つに、
うちで食べられる・保管できる量をはるかに超えた野菜やらお惣菜を、持っていくよう強く言われた
というのがありました。
もらえるなんて、感謝すべきではあるんですが・・・
「少しでいいです」と言っても、
「いや、そっちのために作ってるんだから全部持ってって」と言われ・・・
たくさんだと逆に困るから言ってるのに、
なんで聞いてくれないのー?と思ったんです。
うちは狭いマンションで、野菜を置いておけるような庭はなく、
冷蔵庫に入る量もたかが知れている。
玄関や部屋の片隅に置いても、マンションはそこまで寒くないので痛むのが早いし、
近所に配ろうにも、近所も同じ状況なので少ししか配れないし。
(だから複数の人に声をかけるのですが、白菜なら適量に切り分けるとかしなきゃならないので、手間もすごくて・・・)
ありがたいのですが、こっちの状況も考えてほしいな〜、と。
すごく小さな話なんですけどね。
ちょっと似てるなと思いました。
どんな支援をするかを考えるとき、
ある程度は想像力を働かせて、相手の状況を踏まえた上で
できることを探したり、内容を調整するのが大事なんじゃないか。
より喜ばれる支援のためにはそういうのが必要なんじゃないか、と思いました。
まぁ、完璧にやるのは難しいですけどね。
人間、何もかも分かり合えるわけではないので・・・
受け取る側も、必要以上に求めすぎてはいけないとも思うし・・・
ひとまず、みんなの気持ちがうまく噛み合えばいいなぁと思います。
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